紅葉する仕組み
こんにちは
秋も深まり寒さ増してきましたね🍂
本日は紅葉する仕組みをお伝えいたします。
紅葉は秋になると、それまで緑だった木々の葉が黄色や赤に色づく現象です。この現象は、気温が下がり光合成から受けるエネルギーが小さくなるため、木が葉を維持するためのエネルギー量と採算が合わなくなってきたために起こります。
葉が緑色に見えるもとは、クロロフィル(葉緑素)という色素です。クロロフィルは、光の3原色(赤、青、緑)のうち、おもに青と赤の光を吸収し緑の光を反射するため、植物は緑に見えます。そして紅葉のしくみのひとつが、このクロロフィルの変化にあります。寒い季節になると、樹木は冬支度をはじめ、葉のはたらきを徐々に止めていきます。まず、葉の活動を低下させて消費エネルギーを節約するため葉の根もとに「離層」という水や養分の行き来を減らすバリアのようなものをつくります。さらに葉のクロロフィルを分解して養分に変え、幹に送って活動のエネルギーとして利用します。クロロフィルが減るため緑色が次第に弱くなり、黄色や赤色の色素が目立つようになります。
紅葉の色は、植物の種類や環境によって異なります。例えば、モミジやイチョウは赤や黄色に変わります。また、ブナやケヤキなどでは、葉の中でタンニンが増えることで、濃い茶色(褐色)が目立つようになります。
以上です。ご参考になれば幸いです✍